ゼーベック効果を利用した発電機をネットで探していきます。
ありました!
ここです。
http://gigazine.net/news/20120618-tpod1/
製品名は『tPOD1』です。
なかなかかっこいいです。
ティーキャンドル一つで5V 0.25Wを発電します。
LEDライトをつなぐと光ります。
ロウソクだけの明るさよりも明るいそうです。
おもしろいですね
ただ、スマートフォンには直接接続しての充電はできないようです。
出力が小さすぎるからでしょう。
一度モバイルバッテリーなどに充電して、そのモバイルバッテリーからスマートフォンに充電します。
ちょっと面倒ですね。
しかし、寒い時期のキャンプなんかでは、ロウソクで暖をとりながらLEDライトの明かりで本を読んだり地図を見たりできます。
さらには、寝るときにはロウソクが消えるまでモバイルバッテリーに勝手に充電されます。(火事と換気に注意)
ポンとバイクに積んでキャンプにも出かけられそうです。
あれ?
ちょっと目的が変わってきました。
そうそう、電動アシスト自転車の充電に使うつもりでした。
しかしこれではあまりにも出力が小さすぎます。
もっと大きなものはないか探すと、すぐに見つかりました。
同じ会社の製品で5W版です。
熱源にはバーナーを使います。
ロウソクの熱の場合は、放熱フィンだけで放熱してペルチェ素子の両面に温度差を作ることができますが、5W版ではファンが必要になります。
これでも大丈夫かなと思ってしまいますが、大丈夫なのでしょう。
さらに大きな出力を得ようとすると、ファンでは放電が間に合わず、水冷方式になります。
水は普通に使う分には100度以上にはなりませんから、片面をどんどん加熱していけば温度差は広がります。
そのため高出力が得られます。しかし装置自体が大きく複雑になってしまいます。
手軽に持ち運ぶこともできません。
この製品の場合、発電能力を上げるために冷却水をポンプで循環させ、もっと低い温度になるようにしています。
その結果、160Wの出力が得られています。
かなりのものです。
価格は20万円くらいだそうです。
と、この写真を見たときに、何かがひらめいてしまったのです。
マジか・・・・、
ウソだろ・・・・
この時点で、電動アシスト自転車への充電という目的は完全になくなってしまいました。
次回、実験
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