水道直圧型の場合は、タンクに水道の圧力がそのままかかるので、タンクと集熱部の水は完全に分離されています。
熱のやりとりだけ行います。
ここでもいろんな方式がありますが、注目していたのは真空管方式です。
【MMC SOLAR ヒートパイプ式真空管】
ヒートパイプのヘッドが貯水タンクに刺さる形で、熱のやりとりを行います。
水はパイプの中へは入りません。
その仕組みは図を見てもらう方が早いでしょう。
【テラ・アンビエンテ】
もう10年以上も前のことですが、昔、中国に仕事の関係で行ったときに衝撃を受けたのを思い出します。
太陽電池や燃料電池、電動自転車や電気スクーターなどが、当たり前のように町中にあふれていました。
【電動バイク屋】
【電動バイク屋】
【スーパーマーケットの駐輪場 ほぼ100%電動自転車】
【三輪電気自動車】
(この辺りから以降、デジカメが壊れかけてピンボケになっています)
性能的には心配な面もあるのでしょうが、そこでは全く問題にしていないようでした。
日本では安全性や法律によって厳しく規制されています。
どちらがよいとは言えませんが、使えると思ったら、どんどん採用して改良していく中国、完璧を期して石橋を叩いて渡る日本、という印象を受けました。
そしてご多分に漏れず、太陽熱温水器もあふれています。
面白いことに、中国では田舎にはほとんど設置されてなく、大都市のマンションやアパートの屋上に設置されているのです。日本とは逆ですね。
【屋上に隙間なく真空管太陽熱温水器が並べられています】
貧富の差が大きいからでしょうか。
また、その太陽熱温水器は真空管方式のものなのです。
それが普通なのです。
【業者の人に取り外して見せてもらいました これは自然循環式の真空管です ヒートパイプではなく、中に水が入り込むタイプです】
そのころの日本では、2社ほどが製造していました。
しかし高価です。
とても一般に設置されるようなものではありませんでした。
それが中国では日本円にして6万円ほどで売られていたのです。
驚きです。
早速現地商社の人と交渉しましたが、出荷ロット数やコストの面で折り合いが付かず、諦めざるを得ませんでした。
それから十数年経ち、今度はその製品を私が購入することになるとは思いもしませんでした。
同じようなことを考えて日本に輸入してくれている会社があったのです。
ありがたいことです。
数社ありましたが、価格の安いものにしました。
使用している真空管はおそらくすべて同じ製造元のものです。
性能に関しては未知数ですので使ってみるしかありません。
ネットで調べてみましたが、なかなかよさそうです。
これに決定です。
家中の給湯に使いたいのと、最後の方で水が混ざったぬるいお湯が出てきにくいように、最大の容量のものにしました。
全部自分で設置、接続するので、他にホースやバルブなども購入しました。
全部で22万円くらいでした。
各自治体で補助金が出る場合があるので調べてみると、5ヶ月以上も先に2万円くらいの補助金が出るようでした。
それまで待とうかと思いましたが、先に設置して利用した方がお得だと思い、補助金は諦めました。
これから設置しようとする人は、自分の自治体の補助金を調べてからにした方がよいかもしれません。
ということでついに注文してしまいました。
次回は組み立てます。
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