近年、太陽電池は身の回りにあふれかえるようになりました。一番の驚きは、道路の標識やセンターライン、サイドラインの点滅などに使われるようになったことです。いちいち配線を気にしなくていいのですから、用途としてはもっともなところです。
家庭では、電卓、車の臭い取り用のファン、照明など太陽電池を用いた製品が当たり前のようにあります。
それでは早速、太陽電池を用意してみましょう。いきなり何万円もするような太陽電池を買う必要はありません。
買うことができれば、それに越したことはないですけどね。
実はもっと安く、しかも無駄にすることがない素材が見つかったんですよ。それは100均(100円均一セール)のソーラー電卓です。(電卓についての蘊蓄(うんちく)はまた後ほど)
このソーラー電卓の太陽電池を使って遊んでみることにします。
100均でソーラー電卓を買ってきました。
こんなものが100円で買えるなんて!と、驚きと共に心配になってしまいます。人件費、原材料費、輸送費、など大丈夫でしょうか?といいつつも買っちゃったので、今は考えないことにします。
当たり前ですが、普通に使えます。ボタン型電池と太陽電池との併用なので、ちゃんとON、OFFボタンがあって、自動OFF機能まで付いています。
太陽電池です。ワクワクしますね。
裏返すとネジが見えます。これを外していけば分解できます。スケルトンなので中の様子がよく分かります。
電池の蓋(ふた)を外します。この蓋を停めているネジを外し忘れると分解できません。
すべてのネジを外すと裏蓋がとれます。このとき、強く引っ張りすぎてはいけません。配線が切れてしまいます。そっと裏蓋を開けて、太陽電池、液晶ディスプレイ、基盤を型から外し、裏蓋側に付けて外します。
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