これで完全に裏蓋がとれました。
面白い構造になっていますね。表カバーに付いているゴムシートの黒いポッチが電気を通すようになっています。表からボタンを押すと黒いポッチが基盤の配線部分に当たり、電気が通るスイッチになります。
これは、テレビやビデオなどのリモコンと同じ仕組みです。リモコンの調子が悪いなと思ったら、黒いポッチの部分か基盤に、ゴミが付着している可能性が高いです。そんなときは分解して、掃除してやれば直ります。
基盤配線部分です。ここにアルミ箔などを当てて通電させ、計算させることもできます。
それでは太陽電池を外しましょう。
裏返して基盤のどこにつながっているか調べます。
+極も−極も基盤に半田(ハンダ)付けされていました。
ここで、ハンダごてでハンダを溶かして配線を外すか、ニッパで切り取ります。
よく見るとハンダ不良です。温度がなじまないうちに付けてしまったのでしょう。こうなると振動などで取れてしまうことがあります。
試しにひっぱてみました。見事に取れてしまいました。
もうひとつ忘れてならないのは、この部品です。ダイオードといいます。たいていは電卓のチップ回路に組み込まれていて、取り出すことはできませんが、都合のいいことに取り外すことができます。
太陽電池で遊ぶには、たいてい必要になってくる部品なのです。
これもハンダ不良です。温度が低いまま付けたのでしょう。これははんだを溶かして取り外します。
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