長年、やろうやろう、と思っていたハブダイナモを使った風力発電機を作ることにしました。
今まで自転車の車輪を使った風力発電機はいくつか作ってきましたが、なかなか思うような性能のものはできませんでした。
基本的には風の力で車輪を回し、タイヤにダイナモを押し当てて発電します。これだと車輪が回り出すまでにかなりの風力を必要とします。しかも、回り出してからもダイナモの摩擦が強くて、風が弱くなるとすぐに止まってしまいます。
これではほとんど使い物になりません。
ちょうどそのころ、ダイナモが車輪の軸に内蔵されているハブダイナモというものが開発されたのです。車輪が回転しているときにはいつもダイナモが回っていて発電しているのです。
え〜、それじゃあいつもペダルが重たいのでは?と思われるかもしれませんが、ほとんど重さを感じません。発電機の回転部分が車輪の中心なのと、ライトがついていないときは電流が流れないので、普段こぐ分には負担が少ないのです。
素晴らしい発明品です。
これはもう利用するしかありません。
しかし、なんといっても高価で手が出ませんでした。
今でも当時の値段のままだったら買うことはできないでしょう・・・。
ほしいな〜、と思いながら指をくわえていると、いつの間にか何年も経っていました。
それが今ではたいていの自転車に使われて、価格も一気に安くなっています。これはチャンス!
早速オークションで格安で入手しました。
ここまで長かったあ〜。
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