今まではとても順調でした。
しかし再び暴風です。
数ヶ月経つので、もう牛乳パックの色もあせてきました。
外から見ると、まるでがらくたです。
でも性能はいいんですよ〜。
実験がうまくいったら綺麗にしてあげるからね〜。
と言いながら実験です。
しかし今日はかなりの風です。
まあ、過去最強レベルの台風だから仕方ありません。
不安と同時にワクワクもします。
さてどうなることやら。
夜になってどんどん風が激しくなっていきます。
ポールも左右にかなり揺れています。
ポール君、がんばれ!信頼してるよ!
と願いながら見守ります。
自分の作った電気で光るライトに照らし出された風力発電機は、なかなか幻想的です。
もう電球が切れんばかりに光り続けています。
部屋の中は明るくてらされて不思議な感じです。
翌朝が楽しみです。
さて、翌朝です。
台風も去り、穏やかな天気です。風車もしっかりと耐えたようです。すばらしい!
早速細かなチェックです。
あれ?何かが足りません。
しっぽがない!
くるっと風車を回してみると、風車の陰に隠れていました。
あの強風で曲がってしまったようです。
結果的に強風対策になったようです。強風対策にはいろんな方式がありますが、強風時にしっぽが曲がるようにして、風車が風向きに斜めに対することで力を逃がすものがあります。
バネなどを使って構成されていて、風が弱くなったらまたもとに戻るようになっています。
私風力発電機は、勝手にバネなしのこの機構になって強風を耐え抜いたようです。なんて健気な!
感動を覚えました・・・・。
さらによく見てみると、牛乳パックが数枚なくなっています。ちゃんと機能しているじゃないですか!
もう少し取れやすくしていたら、しっぽが曲がることもなかったのかも。
これはもう少し実験してみる必要がありそうです。
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