毎度おなじみの尺取り虫です。シャクガという蛾の幼虫です。
えっ、どこにいるか分からないって?木の枝のような、何か実のような目の前のものがそうですよ。
調べてみると世界中にたくさんの種類がありすぎて、このシャクトリムシの名前を見つけることはできませんでした。でもシャクトリムシについておもしろいことが分かりました。
一つ目は、シャクトリムシの中には木に擬態するものが多くいます。自分より太い木を後ろ足でしっかりと掴んで斜め上に向いて体を固定します。するともう木の枝にしか見えません。
お茶を入れた土瓶を、木の枝だと思って擬態したシャクトリムシに引っかけると、土瓶は落ちて割れてしまいます。こういったシャクトリムシを昔は「土瓶落とし」といったそうです。
まさにこのシャクトリムシがそうじゃないですか。さわっても体を硬直させて動きません。いじっていると本当は木の枝なんじゃないかと思っていまいそうです。
ですので、動いて長さを測ってくれません。少し物足りないです。
2つ目は、シャクトリムシに体の長さを測られると死んでしまうという言い伝えがあるらしいのです。
そういえば子供の頃そういっていた記憶があります。手とか腕に乗せて遊んでいましたが、シャクトリムシがある程度まで進むと急いで放り投げて逃げていました。すっかり忘れていました。
しかしシャクトリムシは「土瓶落とし」よりも動いている方がおもしろいですね。
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