コクワガタというだけあって小さいです。小さいなりにも立派なアゴがあり、威嚇してきます。
クワガタ全般の特徴なのでしょうが、突っつくと体を硬直させ、足をのばしてアゴを突き出します。体を大きく見せて威嚇しているのでしょう。まるで置物のようです。
転がしても動きません。そのままにしておくと、こそこそと動き出します。意外と早い動きが出来ます。
寿命は1〜3年です。自然界では成虫での越冬はなかなか難しいようです。
家ではなぜか土間の綿埃の集まっているような場所にいます。まるでゴミの一部のようです。死んでいるのかと思えば、たいてい生きています。スイカや桃などをやると、美味しそうに舐めます。
コクワガタの足の付け根の黄色い部分は、体の黒色と絶妙な組み合わせで、よくもまあ、こんな配色になったものだと感心します。
コクワガタは日本全国に分布していて、他のクワガタを見つけることが出来たら、そこにも必ずコクワガタがいるといわれるくらいです。
基本的に夜行性ですが、昼間に行動することもあるようです。
コクワガタは、ノコギリクワガタやミヤマクワガタなどに比べると、迫力はありませんが、見つけるとなぜかにんまりとしてしまうクワガタです。
甲虫に興味を持ち始めて、初めてふれるクワガタだからなのかもしれません。
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