ナナフシは擬態の達人ですが、意外と簡単に見つかってしまったりします。
このときは用水路で見つけました。おそらく木の枝から用水路に落ちて流されてしまい、草に引っかかって這い上がってきたのでしょう。必死に移動していました。
動物は動くものには敏感です。ナナフシも動いていなかったらなかなか見つけることはできません。
こうやって見ると、本当に木や草に似ていますね。
長い手足にぎこちない動き、宮崎アニメに出てきそうです。
捕まえてみました。手で持っても虫という気がしません。枝のようです。
でもよく見ると、ちゃんと触覚があり、目も口もあります。お腹は少し柔らかくて虫を感じさせます。
捕まえると体を硬直させて枝になりきっているつもりのようですが、しばらくすると無駄だと思ったのか、ばたばたともがき始めました。
もう少し観察してみます。
こんなにまじまじと見たのは子供の時以来です。
外観からは、なかなか想像できない顔をしています。
目は複眼なのでしょうが、真ん中が黒っぽくなっていて瞳があるように見えます。この目で見つめられたらちょっと怯んでしまいます。
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