しかしナナフシは草食なので怖がることはありません。世界には2500種類ものナナフシがいて、日本には18種類が生息しています。基本的には熱帯に住む昆虫です。
海外では木の葉や落ち葉に化ける種類のものがいますが、日本には枝に化けるものしかいないようです。木の葉に化けるのは「木の葉虫」が有名ですね。体の色もたくさんありますが、日本では緑と茶色しかいないようです。
ナナフシの増え方には不思議なところがあります。昆虫は普通、オスとメスが交尾して卵を産む両性生殖で増えますが、ナナフシはメスだけでも卵を産む種類のものがいたり、オスと交尾して卵を産む種類のものもいます。
卵から孵ったそのままの形で、脱皮を繰り返しながら大きくなりす。
ナナフシにはまたまたすごいところがあって、体の一部が失われても再び生えてくるのです。自分で切り落とすこともできるのです。トカゲのしっぽ切りと同じ感じです。
しかし面白いことに、生えてくるときに前とは異なった部分が生えてくることが多いようです。例えば足を切ったのに、そこから触角が生えてくるみたいな。
ナナフシは夜行性で、夜になると昼とは又違った素早い動きを見せてくれるようです。
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