カボチャも生命力旺盛で、放っておいても収穫できる野菜のひとつです。
カボチャは一度植えておけば、数年間は種を買ったり苗を買ったりする必要はありません。なぜかといえば・・・・。
毎年たくさんの実が成りすぎて、すべて食べきることが出来ずにそのままにしておいてしまいます。すると自然に実が熟して中の種が土に落ち、それが毎年芽を出して生長するからなのです。
ですから、そろそろカボチャの苗を買って植える時期だな、と思うのではなく、こんなところにカボチャの芽が出てるぞ、もうそんな時期かという感じになっているのです。きちんと畑を綺麗にしているとそんなことにはなりませんが(笑)。
しかしカボチャも美味しい野菜です。カボチャが好きなのは人間だけではありません。この辺りには特にヌートリアといわれる大きなネズミがいるのですが、彼らは野菜と果物が大好物なのです。
ヌートリアとは、体長50〜70cm、体重5〜10kgにもなるネズミ目ヌートリア科の哺乳類です。まあ、とても大きなネズミです。泳ぎがうまく、川岸に巣穴を掘って生活しています。このヌートリアにも悲しい歴史があるのですが、長くなりますのでまたの機会に。
ヌートリアはなかなか賢く、運動能力も発達しているので、ちょっとやそっとのおどしや囲いなどは効き目がありません。
そこでブドウのように棚を作って、そこにカボチャを成らすことにしました。これが大成功です。カボチャのヘタの丈夫さと、そこそこの大きさで成長が止まるカボチャの大きさとが相まって、実が下に落ちることはありません。これがスイカなら落ちてしまいます。
この方法はおすすめですよ!
カボチャには雄花と雌花があります。実がなるのは雌花です。自家受粉を防ぐためでしょう。基本的に雄花と雌花があるものは、それぞれの開花時期が微妙にずれるようになっています。
受粉すると花びらの付け根にある子房が膨らんできます。日を追うごとに成長していくのが分かります。
そしてヌートリアに食べられることなく収穫です。
これからに時期、我が家にはほぼ毎日食卓にカボチャが並びます。
|