まずは実をよく洗います。
輪切りにして外の皮を剥きます。これで準備完了です。
皮むき器は手製です。刃がなくなっていたので金鋸の刃を研いで、刃の代用として使います。代用といいながらずっとそのままです。
当て木と刃の隙間を調整して、かんぴょうを剥く厚さを決めます。 実に当てて実を回転させながら剥いていきます。途中で切れなければ2m程の長さになります。中心部はスカスカで種があるので使えません。
全部剥き終わったら干します。昔は河原の石の上に広げて乾かしていましたが、今は河原も荒れていて行くのも億劫なので、家の物干し竿で干します。天気が良ければ一日で乾燥します。
よく乾燥したら容器に入れて保存します。こうしておけばいつでも使うことができます。
かんぴょうは干さずにそのままでも料理して食べられますが、風味が違います。乾燥させた物は太陽の匂いがして味に深みがあります。断然乾燥させた物の方が美味しいです。昔の人はよく考えたものですね。
実を収穫せずに置いておけば、種が熟して来年も生えてきます。でもどこに生えてくるか分かりません(笑)。
実の外側はとても固くなります。ひょうたんのようです。そのまま乾燥させて中身を取り出せば、アフリカの方の部族で使っているお酒を入れる容器のようにもなりそうです。
でも割れて中身が腐って出てしまった残骸は、何か大きな頭蓋骨のようで不気味です。気になるようでしたらさっさと種を取って綺麗にしてしまいましょう。その種を蒔けばまた来年生えてきます。
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