ジャガイモの原産地は南米です。1600年頃に日本に入ってきました。江戸時代の終わりには日本全国に広まり、飢饉の時に備えて栽培されていたようです。
イモ類や豆類は栄養価も高い上に、丈夫で栽培しやすいのでとてもありがたい植物です。
ジャガイモは男爵とメークイン、そして赤色の名前を忘れてしまった種類を植えていましたが、今年は男爵とメークインだけです。
男爵は丸っこくて、ふかし芋などに向いていて、メークインは細長く、煮物などに向いています。
男爵をアルミフォイルに包んで焚き火に入れて、火が通ったものにバターを付けて食べると、もうそこは北海道です。そろそろ十勝岳にも積雪が認められるようになり、もうすぐ冬がやってきます。薪の準備もして、それから家畜の餌ももう一度確認しておかなければ・・・。
と、想像力も豊かになります。
ジャガイモを植えるときには種ではなく、イモを植えます。もちろん種も出来るんですが、蒔いたことはありません。植えるイモは種芋といって、普通のジャガイモです。去年取っておいたジャガイモを使います。
ジャガイモの表面にある窪みが芽の出るところなので、その窪みが2〜3個になるように種芋を切ります。普通は2つに切りますが、大きなものは4つに切ります。切り口は雑菌が入って腐らないように、灰をつけて植え付けます。
もちろん前もって肥料を作って畑にすきこみ、畝(うね)を作っておきます。そこに適当な間隔で種芋の切り口を下にして植え付けていきます。あとは芽が出てくるのを待ちます。
収穫まで草取りや、肥料、土寄せなどの世話をしていくと、初夏につぼみを付け始めます。そしてかわいらしい花を咲かせます。基本は白色ですが、紫がかったものやピンク色っぽいものなどもあるようです。
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