さて、ちょっと外へ。と勝手口のアコーデオン式の網戸を開けて外へ出ました。そして今度は中に入ろうとして何か違和感に気づきました。
網戸を開けようとして手を掛けようとしたのですが、何かが見えます。まだ何かは分かりません。
でも何かくっきりとしたものが挟まっているのです。布とか紐とかゴミとかではなく、くっきりとしたものです。
この違和感はなかなか口では言い表せません。とにかく触ってはいけないと本能で分かりました。
じっくりみてみましたがまだ分かりません。分かるまでに30秒はかかりました。短いと思われるかもしれませんが30秒はかなり長い時間ですよ。
そう、ヘビです。でも何でこんなところに?
まずは種類を確認しなくてはなりません。もし毒蛇だったらうかつに近づいてはいけません。
とは言っても、外へ出るときにすでにそこにいたはずですから、もしかしたら触っていたかもしれません。
ここにいる毒蛇といえばマムシかヤマカガシです。どちらもこんなところにはいないはずですが油断してはいけません。
火箸を持ってきて準備します。刺激を与えないようにそっと網戸を開けます。
はっきりとした模様があります。も、もしや・・・マムシ?!
いや、違います。頭も体もスマートです。シマヘビかアオダイショウです。まだ小さいので子供です。
火箸でつつくとスルリと下に降りていきました。したにプラスチックケースを用意していたのですが、火箸で挟むことなく自分から入っていきました。よかったよかった。
これでゆっくりと観察できます。
これはアオダイショウの子供です。
模様がくっきりとしているのでマムシのように見えます。
アオダイショウは別名「ネズミトリ」とも言います。その名の通りネズミを捕ってくれます。
昔は屋根裏に住んでいて、たまに上から落ちてきたりしたようです。昔の人にとってはありがたい存在だったのです。
まだ家の中にいたんですねえ・・・・。あまり気持ちのいいものではありませんが。
その後、裏庭に逃がしてやりました。放すときも自分からスルリと当たり前のように出て行きました。なかなかフレンドリーなやつです。
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