キンカンは年中花が咲き、実がなっているような気がします。
もちろんいつ見ても花が咲いているわけではなく、稲作で言うと二期作のような感じです。でも冬に実がなるときは、寒さで実が凍って凍みたようになってしまいます。
気づいたときには白い小さな花が咲き、いい香りがしています。柑橘系の香りは心が落ち着きますね。花は、ミカンの花を小さくしたような感じです。そこに虫が集まって受粉します。
しばらくして花びらが落ち、小さな実ができはじめます。かなりたくさんの実がなります。ミカンの時と違って実を落として数を調整したりしません。なったらなった分だけ付けておきます。
実が小さいからでしょうか、甘さにはほとんど関係しないようです。実が青いうちはまだ食べられませんが、オレンジ色に変わってくると食べ頃です。
もいでそのまま口に放り込みます。噛むと、苦いような甘いような酸っぱいような、小さな子供向けではない味がします。私も小さい頃はあの苦みが苦手でした。皮だけ食べてあとは吐き出していました。
しかし今では全部食べます。種まで食べます。皮と実の外側は甘く、種に近づくに従って酸っぱくなります。種は苦いです。たくさん食べると、口の中が痺れたようになるので食べ過ぎには気を付けましょう。
マーマレードにしたり、蜂蜜漬けにしたり、焼酎漬けにしたりと様々に加工できます。
キンカンもほったらかしです。大きくなりすぎたら適当に剪定してやります。
|