またまたお裾分けです。うなぎはもう捌いてありました。
早速、蒲焼きにします。七輪に火をおこします。もちろん使う炭は自分で焼いたものです。
火をおこすときは、「夏下冬上」(かかとうじょう)といって、夏は炭の下から火をおこし、冬は炭の上から火をおこすと、よく火がつくのです。もちろん着火剤など使いません。マッチ一本で炭に火をつけようとする人がいますが、つきません。炭の着火には元火が必要なのです。炭は薪と同じだと考えて、火をつけるとよいでしょう。
十分に風を送り、炭をいこらせます。網もよく焼いてうなぎをのせます。これまた、「川は皮から海は身から」といわれるように、うなぎは川魚なので皮から焼いていきます。
焼いていくと油がポタポタと垂れ、いいにおいが辺りに漂います。たれをつけると、もうそのにおいだけでご飯が食べられます(笑)。
うなぎは川を下り、海で大きくなり、また川に戻り、そして海で卵を産むらしいですが、私はまだ海でうなぎを見たことはありません。もっとも、うなぎの産卵場所さえ、まだ見つかっていないそうです。
最近はうなぎを取りに行かなくなりました。「もじ」という罠を仕掛けるのですが、あまりうなぎがかからないのです。また機会があれば、うなぎを捌くところをご覧いただこうと思います。
|